<abbr>

<abbr> 名称の省略 3.5.5 略語
モジュールcore — 3 コアモジュール
属性
type 符号化する人の分類に従って省略名称を付与することができる.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.enumerated"/>
data.enumerated
例としての値は以下の通り:
suspension
語頭文字(列)を使い,省略形とする.
contraction
語中の文字(列)を省略して作る.
brevigraph
特別な記号や印が使われている.
superscription
当該省略形上に,文字列が乗っている.
acronym
省略形は,語頭字でできている.
title
宛名に使用する肩書きの省略形(Dr, Ms, Mr,etc.).
organization
組織名の省略形.
geographic
地名の省略形.
解説
属性typeは,省略形の分類を明示したい時に使用される. 一般には,全ての場合で同じタイプの省略形が使われるが,そうでな い場合にこの属性は有効であろう. 用例に示されているように,省略形はそれを造語する手法により分類 することができる.この分類は符号化する人が決めるものである.従っ て,目的に合わせて慎重に選択すべきである.中世英語の省略形につ いては,以下を参照のことPetty (1977)
当該モジュールを使用するもの
下位
宣言

<rng:element name="abbr">
<rng:ref name="att.global.attributes"/>
<rng:optional>
 <rng:attribute name="type">
  <rng:ref name="data.enumerated"/>
 </rng:attribute>
</rng:optional>
<rng:ref name="macro.phraseSeq"/>
</rng:element>
element abbr{   att.global.attributes,   attribute type { data.enumerated }?,   macro.phraseSeq}
<abbr>SPQR</abbr>
<choice>
 <abbr>SPQR</abbr>
 <expan>senatus populusque romanorum</expan>
</choice>
解説
要素abbrは,必須ではない.必要であれば,符号化する人は元 テキストにある省略形を,何もタグを付けずに転記することもできる. 省略形が元資料から直接転記されたものではなく,かつ要素 expandedで符号化されている場合には,TEIヘダーにそのこ とを記述すべきである.