att.global

att.global TEI符号化スキーム中の全要素に共通する属性を示す. 1.3.1.1 Global 属性
モジュールtei — 1 TEIの基礎構造
構成
属性 att.global.linking (@corresp, @synch, @sameAs, @copyOf, @next, @prev, @exclude, @select) att.global.analytic (@ana) att.global.facs (@facs)
xml:id 当該要素にユニークな識別子を示す.
状態 任意
データ型

<rng:data type="ID"/>
xsd:ID
妥当なXML識別子.
解説
当該属性xml:idは,属性の指示対象を示している.詳細 は3.10 参照システムを参照のこと.
n 要素に数値やラベルを与える.これは当該文書中でユニークである必要 はない.
状態 任意
データ型 1–∞ occurrences of

<rng:ref name="data.word"/>
data.word
空白文字で区切られる
要素に数値やラベルを与える.これは当該文書中でユニークである必要はない.
解説
当該属性nは,章・節・リスト項目などの番号を特定する ために使われる.これは,テキストを指示する標準参照システムにお いも採用されている.
xml:lang当該要素の内容で使用されている言語を, BCP 47 に準拠して作られた‘タグ’で示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.language"/>
data.language
当該属性値は,BCP 47に準拠する必要がある.それ以外の値をとる(すなわち,x-x- で始まるか,または-x--x-を含む私的利用コードをとる)場合には,当該文書のTEIヘダーにある要素languageの属性ident の値と一致すべきである.
解説
当該属性xml:langに値がない場合には,親要素にある属 性値を継承する.従って,一番外側の要素(すなわちTEI)の 属性値は常に継承されることになる.
rend 当該要素が,元資料でどのように表示されていたかを示す.
状態 任意
データ型 1–∞ occurrences of

<rng:ref name="data.word"/>
data.word
空白文字で区切られる
文字列.テキストの活字表現が,決まった規則で記録される場合,属性rend の値の集合は定義されるべきである.
<head rend="align(center) case(allcaps)">
 <lb/>To The
<lb/>Duchesse
<lb/>of
<lb/>Newcastle,
<lb/>On Her
<lb/>
 <hi rend="case(mixed)">New Blazing-World</hi>.

</head>
解説
本ガイドラインでは,当該属性rendの値として推奨するも のはない.活字表現の特徴は様々であり,それらのどれを採用するかは プロジェクトごとで異なるからである.当ガイドラインでは,有用な記 述法があれば,その都度示すことになっている.
rendition 当該要素が元資料でどのように表示されているのかの解説への参照を示す.
状態 任意
データ型 1–∞ occurrences of

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
空白文字で区切られる
空白で区切られた,ひとつ以上のURI.
<head rendition="#ac #sc">
 <lb/>To The
<lb/>Duchesse
<lb/>of
<lb/>Newcastle,
<lb/>On Her
<lb/>
 <hi rendition="#no">New Blazing-World</hi>.

</head>
<!-- elsewhere... -->
<rendition xml:id="scscheme="css">font-variant: smallcaps</rendition>
<rendition xml:id="noscheme="css">font-variant: normal</rendition>
<rendition xml:id="acscheme="css">text-align: center</rendition>
解説
属性renditionは,XHTMLの属性classと大変 似たように使用される.但し,重要な違いとして,当該属性は,元資 料の表現を記述するものであり,スクリーン上または紙上でどう表示されているかを示すものではない.
属性renditionと属性rendの両方が使用されている場合,後者の値が前者の値を上書きする,または補うと判断される.
当該属性値となるURIは,属性schemeで提示されているス タイル言語により,当該表現を定義する要素renditionを示すべきである.
xml:base 相対URIから絶対URIを構成する際に必要なベースURIを示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
妥当なURI参照.
<div type="bibl">
 <head>参考文献</head>
 <listBibl
   xml:base="http://www.lib.ucdavis.edu/BWRP/Works/">

  <bibl n="1">
   <author>
    <name>Landon, Letitia Elizabeth</name>
   </author>
   <ref target="LandLVowOf.sgm">
    <title>The Vow of the Peacock</title>
   </ref>
  </bibl>
  <bibl n="2">
   <author>
    <name>Compton, Margaret Clephane</name>
   </author>
   <ref target="NortMIrene.sgm">
    <title>Irene, a Poem in Six Cantos</title>
   </ref>
  </bibl>
  <bibl n="3">
   <author>
    <name>Taylor, Jane</name>
   </author>
   <ref target="TaylJEssay.sgm">
    <title>Essays in 押韻 on Morals and Manners</title>
   </ref>
  </bibl>
 </listBibl>
</div>
解説
当該グローバル属性は,パタン att.global.attributesを参照して, 各要素の属性リスト宣言の部分となる.