att.textCritical

att.textCritical 校合資料における解釈を示す要素全てに付与される属性を定義する. 12.1 校合項目, 解釈, and Witnesses
モジュールtextcrit — 12 校本
構成 lem rdg rdgGrp
属性
wit当該解釈を証す文献を示す1つ以上のポインタのリストを示す.
状態 使えるならば必須
データ型 1–∞ occurrences of

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
空白文字で区切られる
空白で区切られた文献記号列.各文献記号は文献またはそのグループと対応すべきである.また,各文献記号は,当該文書中にある要素witnessの属性xml:idの値として出現すべきである.
解説
当該校合資料中で,1つの現存資料に複数の解釈が含まれている場合, 当該属性は常に省略されるかもしれない.
当該属性は,ひとつの文献からの転記に対する各種の解釈を集めた校 勘資料中で使用されるかもしれない.また,複数の文献中における各 種の解釈を集めた校合資料中でも使用されるかもしれない.
当該文献記号の追加的な記述や他の版に関する情報は,子要素 witの内容として示されるかもしれない.
type 当該解釈の分類を示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.enumerated"/>
data.enumerated
例としての値は以下の通り:
substantive
当該解釈は,実質的な異形を示す.
orthographic
当該解釈は,実質的なものではないが,他の解釈の正書法と異なる.
cause 解釈が異なる原因を分類する.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.enumerated"/>
data.enumerated
例としての値は以下の通り:
homeoteleuton
homeoarchy
paleographicConfusion
haplography
dittography
falseEmendation
varSeq 1つの対象語に対する一連の異形を想定する理由がある場合,当該解釈 がある場所を番号で示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.count"/>
data.count
正の整数.
解説
異形列は,異なる番号の列として記すことになろう.例えば,1-2-3 となり,これとは別の列には5-6-7となる.1つの解釈から複数の分岐 を作る複雑な異形列の場合には,共通識別子joinを使い示 されるかもしれない.
resp 当該文献にある特定の解釈に責任のある編集者を示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
当該文書のヘダーにある要素で,当該テキストの作成,転記,編集,符号化の何らかに責任を持つ人物を示す要素へのポインタ(詳細は21 確信度・責任を参照のこと).
解説
当該属性は,ひとつの文献の転記における複数の解釈を集めた校合資 料中でのみ使用することができる.複数の文献から解釈を集めた校合 資料中では使われないかもしれない.
hand 当該文献における特定の解釈に責任を持つ筆致を示す.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
当該文書のヘダー中で宣言されている,当該筆致の識別子のひとつでなければならない(詳細は11.4.1 Document Handsを参照のこと).
解説
当該属性は,ひとつの現存資料の転記における複数の解釈を集めた校 勘資料中でのみ使用することができる.複数の文献から解釈を集めた校合 資料中では使われないかもしれない.
解説
当該要素クラスは,共通識別子rdg, lem, rdgGrpが継承する属性を定義している.