att.transcriptional

att.transcriptional 手書き資料や同様の資料を転記する場合,著者や筆写者に関する調整を記録 する要素に付与される属性を示す. 1 TEIの基礎構造
モジュールtei — 1 TEIの基礎構造
構成 add addSpan del delSpan restore subst
属性 att.editLike (@cert, @resp, @evidence, @source) (att.dimensions (@unit, @quantity, @extent, @atLeast, @atMost, @min, @max, @precision, @scope))
hand 当該調整を行った主体の筆致を特定する.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.pointer"/>
data.pointer
要素handを参照しなくてはならない.一般にはヘダー中で宣言されている(詳細は 11.4.1 Document Handsを参照).
status 当該調整の影響を示す.例えば,削除の際,取消線の範囲が多すぎた り少なすぎたりする場合や,追加の際,既にあるテキストの部分をコピー して挿入したりする場合.
状態 任意
データ型

<rng:ref name="data.enumerated"/>
data.enumerated
例としての値は以下の通り:
duplicate
当該テキストは全て,元資料にあるテキストのコピーを追加するも のである.その程度は,語単位であったりそれより小さいこともある.
duplicate-partial
当該テキストの部分は,元資料にあるテキストのコピーを追加する ものである.
excessStart
当該削除部分の始点は,例えそれが明白な削除ではなくとも,マー クされている.
excessEnd
当該削除部分の終点は,例えそれが明白な削除ではなくとも,マー クされている.
shortStart
当該削除部分の始点は,例えそれが明白な削除ではなくとも,マー クされていない.
shortEnd
当該削除部分の終点は,例えそれが明白な削除ではなくとも,マー クされていない.
partial
当該削除部分は,例えそれが明白な削除ではなくとも,マークされ ていない.
unremarkable
当該削除部分は,間違いではない. [初期値]
解説
各削除部分に関する状態情報は,著者の自筆原稿からの校勘版を除い て,滅多に必要にはならない.追加に関する状態情報も,一般的ではな い.
削除部分や追加を間違いとして記録することは,必然的に解釈が含ま れてしまう.実際には,問題となる文字や単語の有無によって,当該テ キストが言語学的に問題ないかどうかで判断される.
seq当該属性が示す素性が出現すると想定されている順番の,番号を示す.
状態 使えるならば必須
データ型

<rng:ref name="data.count"/>
data.count